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2006年8月27日 (日)

カタクリ山林道その3

1920途中の林道から見える井上(いのうえ)集落。林道の終点である東吾野(ひがしあがの)まではもう少し。

23⇒⇒この辺りで林道を高麗川(こまがわ)の方に降りるのがいつもの練習コース。MTBに絶好のシングルトラックのコースだ。急で細いところもあり、最近やっと少し慣れて途中で一度も足をつかずに上がれるようにもなった。しかしそれも雨の後で滑り易くなったりすると分からないか、、、。

21←ここは平(たいら)という地名の場所で、その名の通りこの谷筋には珍しく平地が広がっている。ここに栗園があって、栗拾いのシーズンともなると観光バスなどで大勢の人がやって来て賑わう。

(地元の人から聞いた裏話)ここでは栗拾いの栗が足らなくなると、他に木を持つ人から栗の実を分けてもらって木の下に撒くそうだ(考えてみればたくさんの人が拾いに来るのに、いつまでも落ち栗があるはずもない)。まあ別の木の栗とは言え地元の木には違いないんだから全くのウソとも言えまい。
そう言えば宮沢賢治にも似た話があったよね。ただそこではキノコでしたけど。

ところでこのコースを「カタクリ山林道」と勝手に名付けたのは、実はこの栗園の脇にカタクリの自生地があるからなのだ。

22←←道の脇にある注意書き。ここでは敷地全体を電流線で囲っているらしい。
ここだけでなくこの辺一帯にイノシシによる被害が顕著になったのはそう昔のことではない。しかし今やトタン板などで囲われていない畑はほとんど見ることができないほどになった。山に食べ物が減ったのか、イノシシの数が増え過ぎたのか、、、。

1415_1⇒⇒もと来た道を引き返す。

林道には所々に枝道が入り込んでいる。登山道、高圧線下の整備用道、木材搬出道、昔ながらの杣道(そまみち)、沢にかかった堰堤工事道、、、と色々だ。麓に降る道もある。まだその全部を調査したわけではない。

この林道全体がアップダウンの激しいコースなので上りのペダリング、コーナーでのブレーキング練習に最適だ。体の動きがスムーズになるとペダリングが上手くなって上りでの速度が上がる気がする。そうなると上りの苦しさも苦ではなく、面白くなりさえする。(これがいわゆる例の“ビョーキ”ですかね?)

車の通行も皆無。山の中孤独に黙々と走っていたら、とつぜん左脇の茂みから何か黒いものがこっちに飛び出して来た。思わず、
「ぐぎゃー〜」と叫んでいた。そいつは自転車の前1メートルくらいを走り出した。よく見ると、イノシシの子どもだ。体にまだウリボウの縞が僅かに残っている。しばらくそのまま同じ方向にいっしょに走った。後ろ足がぱっぱっと地面を蹴っている。蹄がアスファルトに当たるカチカチという音が聞こえた。彼にしてみれば、妙な恰好で走る今まで見たこともない動物から必死に逃げていたのだろう。
やがてまた左の林に飛び込んで見えなくなるまで20メートルくらいだろうか?その間画伯の方も走りながら叫び続けていた。
それは驚きから来るものでもあったが、走るウリボウ(イノシシの子どもの愛称。瓜のような縞模様が体にあるから)の可愛らしい姿を間近で見ている愉快さの表現でもあった。

そして本能的に警戒(そばにいるかも知れない親イノシシに対して?)の声を発しているつもりだったのかも知れない、と今にして思う画伯であった。【おしまい】

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