ジテツールート事件簿その1(その2は未定)
いつも気になってはいたのですが、いつも素通り。今夜は思い切って、取材してみることにしました。わざわざ暗い時刻を選ぶこともないのですが、なんか直感として、この時刻がぴったりのように思ったのです。と言うのも、私はこの花を飾っているご夫婦もなんども見かけたことがあって、ほとんどが昼間なのですが、ある時ずいぶん遅い時間に見たのです。
まだジテツー初心者だった1年前のことです。国道脇の歩道をしゅーっと走っていると、前方の暗闇の中に人影が、しかも何やら光るものを覗き込んでいたのです。スピードをゆるめて近づいて行くと、光っていたのはパソコンの画面でした。男の人がいて、ビデオカメラで写している画像をモニタリングしているようでした。道路を隔てた反対側の歩道には、その奥さんらしき人が花を生けたりしている、、、ちょっと異様な雰囲気です。やっと私の自転車に気がついて、
「あっ、すいません」と、立ち上がって道を開けてくれましたが、いつものあのご夫婦だと分かりました。
また別の日には、10人ほどの若者が歩道に並んでいるのも見ました。学生仲間のような男女です。その中の一人が大きな花束を置いたのを、みんなで眺めています。みんなマジメな顔をして見つめていましたが、この時も私の自転車にすぐ道を開けてくれました。横をすり抜けてしばらく走っていると、誰かが冗談を言ったのか、急に笑い声が辺りに響きました。
雨に濡れないようにシールドされた文章には、2004年の10月ここR299のこの場所でダンプと乗用車が正面衝突をしたこと。乗用車は大破し運転していた若者が亡くなったこと。現場検証の結果、ダンプには過失なしとなったことで若者の両親が訴訟を起こしていることも書かれていました。目撃者を探しているのです。そうか、、、やっぱりそうだったの、、という気持ちで、私もまた花や風車をしばらく眺めたのです。(K)
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