今日こそ登るぞー!鉄バシゴ峠(梨本峠)
とにかく担ぎ上げてみました。どっかの安アパートにあるような鉄の階段を登ります。ここが梨本峠(なしもととうげ)ルートの出発点なのです。
⇒細く急なつづら折りの山道を行くと、道の脇に妙な道しるべが。「下る」?
なんだこりゃ〜?ここまでのゲキ坂登りで、はーはーぜーぜーしている苦しい息の間をぬって思わず笑いがこみ上げて来る、はーはー、はあっはっは、ぜーぜー、えへっへっへ、くっ苦しい、、、。
上の道から見てみると、わずかに左へ行く踏み跡が見えます。そのための注意書きらしい、下地を塗ったブリキ板でしっかり作ってあるし、親切なことだ、とは思うんですけど、やっぱりおかしくない?「下る」って。
←道はやがて尾根筋に出ました。すると稜線通しに道がついています。この尾根道がしっかりしていれば、三社峠(みやしろとうげ)にもつながるはずと思い、偵察も兼ねてしばらく行ってみました。
なんか行けそうでした。行けそうということを確認したので元のルートに戻り、峠を目指します。
⇒やがて大きなモミの木の根方にこの道標あり、ここが峠のようです。墨で立派に「梨本峠」と書かれていますが、しかしあまりにも質素と言うか、、、棒が朽ちてしまったので村のどなたかが針金で結んだのでしょう。このルートがいかにマイナーか分かりますよね。
左が高山(たかやま)志田(しだ)方面、右が梨本(なしもと)と書いてあります。
今までずっと鉄バシゴの前を通り過ぎてばかりでしたが、「今日こそは」と、大きな覚悟で来てみると、そこは何でもない風情だった。この何でもない感じが山の生活なんですね。
←反対側に下り始めると森の木が一変、今までの針葉樹から一面の広葉樹です。道には枯れ葉がビッシリ。急ですが、道幅はしっかりあります。つづら折りでもほとんど乗車したまま下って行けました。
最後は民家の裏手に出ました。裏庭で寝転んでいた猫があわててどっかへ逃げて行き、鶏が林の中へ消えました。集落の舗装された生活道路に降り立ち、下って行けば、そこは車行き交ういつものR299。1時間ほどの夢でした。(画)
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コメント
感動しました、画伯は有言実行の男である。
一時間の夢、たったそれだけかよ。
私は違うと思います、男のロマンである!。
投稿: 亀 | 2007年3月30日 (金) 20:46
そうです。男のロマン、女には分からん!(急に小さな声)のです。
峠には歴史があり、そこを通り過ぎた昔日の哀愁が漂っているのです。
これからも峠に行くのである(ガハクの決意)。
投稿: ガハク | 2007年3月31日 (土) 00:23