雷鳴のなかでも
雲と風が少し出て来てやっと涼しくなって来たか、ちょうど良いや、ストレッチを軽くしてから広場に積んである丸石のひとつに腰掛け、すねにパッドをつけます。前にも書きましたがビンディングペダルというのはほんとに便利なものです。平ペダルに換えて一連の基本動作を練習し始めた初日に『ねずみ取り器』と化したペダルに両方のスネが食われ、以来暑くてもパッドをつけることにしています。
さて、とサドルをぐっと下げたバイクにまたがり、ペダルの上に立ち上がって止まりそうな速度でゆっくりと進みながらのスタンディング練習を始めた途端、ピカッと来ました。ん?と思って空を見ると、稲妻が音もなく垂直に走るのが正面に見えたのです。そう言えばさっきからの涼しい風、上空を見上げると厚い雲の塊。
にわかに恐怖。だだっ広い平地のまん中でバイクにまたがり垂直に立っているという危険性。あわてて背を低くして隅の方に走り込み土手のカゲに。そこで愛車を見る。
「そうだ、自転車は金属の塊、こんな時そばにあるのはどうなの?ごめん、アンタは向こう行ってて!」バイクを押しやる。しかしそこで閃いた。ガハクのブログ記者魂が雷雲と同じようにむくむくと湧き上がり(←うまいこと言ったつもり)
「可哀想だけどこの子には取材対象になってもらおう・・」と広場のまん中に寝かせアングルを決めセッティング。
そして土手のカゲでデジカメを構え、バイクの向こうの空に稲妻が走るのを今か今かと待ち続けます。
しかしいつ来るかも分からず一瞬に光る雷を撮影するのは難しいものですね。なかなか来ない、もう無理か、と諦めかけて気持ちが緩んだその瞬間に光ったり、狙っているのと方向違いだったり・・
さらには途中でデジカメがバッテリー切れ、慌てて家まで代わりを取りに戻ったりしながら結局はこの写真以上のは撮れず。
★★まあ★★練習の方はそんなわけで雷鳴が一通り通り過ぎてから始めました。(←やったのかよ)途中降雨あるも続けるという練習キチ。
《練習結果》障害物をフロント上げて越えリア上げて越え、の2段階越えはできても速度が速くなると必ずリアが引っかかる。仕方ないので両輪ジャンプ(ポーゴーとBMXのサイトに書いてあった)を練習。思っていたよりずっと前に体がないと上がらないことを発見しました。しかし上がっても10センチはいっていないと思われます。
他に・・ジャックナイフするには前にある方のペダルでも蹴らないと高くは上がらないんだと分かった、ウィリーはできてもウィリーピボットはできず、でした。(画)
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コメント
ガハクさんの猛烈練習日記を読んでいるうち
暫く放置している課題 マニュアル練習が頭をもたげてきた感じです。
ハンドルを押さえてくれる 練習のパートナーが欲しいところですが
そう都合よく仲間をかり出すわけにもいきません。
マニュアル養成ギブスでも作ろうかな・・・。
投稿: ニコ | 2007年8月 7日 (火) 02:31
マニュアル=その場ウィリー、で良いんでしょうか?
養成ギブスは?分かりません。
曲乗りテクニックにはほんとに驚くばかりです。どれかひとつでもできれば人に自慢もできて面白いとは思うんですが、できたらできたでその先に際限なく続く世界への入り口がまた開いちゃうんでしょうね、きっと。
楽しいような恐ろしいような。
投稿: ガハク | 2007年8月 7日 (火) 03:03
マニュアル(その場ウィーリー)タイヤを回さず止まった状態のウィーリーでしょうか?
想像も付きません。
片方ずつなら出来るのですが、今だ前輪を上げた状態で後輪を上げられません。
しかし、私の場合基礎が出来てないから当たり前の話で、この際基礎から始めようかなっと。
しかしなー、、、その場合自転車買うところから始めないとなー。
投稿: 亀 | 2007年8月 7日 (火) 08:56
お答えします。
マニュアルとは ペダリングではなく体重移動で 前輪を浮かし
サドルに座らずにウィリー状態を維持する技です。
主にダウンヒル中のドロップオフの際 前転こけを防ぐために役に立つます。
養成ギブスの語源は 昔 星ヒュウマ(巨人の星)が大リーグボールを編み出すため
幼少の頃から付けていた 大リーグ養成ギブス(笑)
マニュアル 基礎の基礎 体重移動で前輪を上げる感覚を掴むため
止まった状態でMTBに乗れるスタンドのようなものが有れば
一人でも練習できると考えています。
そのスタンドの命名が マニュアル養成ギブスです。
ウィリーも腕力やペダリングは補助で 体重移動で前輪を浮かすのが基礎の基礎ですよ。
派手に飛び上がるバーニーちゃんは この基礎的なポジションから繰り出す 複合技ですから
少々難しいです。共にイバラの道を進みましょう!
投稿: ニコ | 2007年8月 7日 (火) 11:01
ニコさん。お答え、どーもありがとうございます。大リーグ養成ギブスならもちろん知っていましたよ。ギブスというと漫画にあったバネというかスプリングを思い出します。
そこでガハクの考えた『マニュアル養成スタンド』
★大きくアームが上から出て来てそこにスプリングつきのツメがぶら下がり、ちょうどクレーンのアームのようになってフロントホイールをひっかけバイクを立ち上がらせられるようになっている。スプリングの強弱を変化させることによりバイクの完全自立からグラグラまでを調整可能。価格は20万円以下に抑えるということで。
イバラの道は野バラの道、わたしのアソスのソックスに穴を開けた憎っくきヤツです。決して許しません。見つけたらただちに引っこ抜いてます(小さいのだけ)。
投稿: ガハク | 2007年8月 7日 (火) 11:26
亀さん。
豚の貯金箱。「10万円を貯める本」。悪い習慣(あなたの場合それは何?)を一つないし二つ止める。などの対策によりお金というものを生み出すのです。
ただわたしの場合、どれも頭の中だけの計算により前倒しで処理し続けていますが・・
とりあえずは今のをぶっ壊れるまで乗り続けるということで(無責任)。
壊れた所を部品交換で凌ぐというのもありかな・・
投稿: ガハク | 2007年8月 7日 (火) 11:32
マニアルやバニージャンプをロードレーサーで(ロードでやるかぁ〜)
やる人、見た事あります。
ダウンヒラーが下っている最中に途中からウイリーするのも
見た事あります。
どれもニコさんが言われる絶妙な体重移動がなせる技です。
ウイリーも長く走れるようになったり静止出来るようになれば
自然と体重移動で出来るようになるそうです。
以前目の前で、クロスカントリー用のMTBでスタンディングの状態から
ウイリー、バニージャンプ、ジャックナイフをやってくれた人がいます。
とても気のいい子でトライアルの世界では有名らしい人です。
投稿: まっちゃん | 2007年8月 7日 (火) 13:45
師匠。ありがとうございます。
わたしたちがバイクを買ったショップの店長もXCレーサーではありますが、ビギナースクールの休憩時間にフルリジッドのMTBでマニュアル→ジャックナイフ→180度方向転換をしてみせてくれました。
「これ障害物を越える時とは手の使い方がちょっと違うんですよね、すこしひっかけるように・・」なんてぼくら初心者には全然チンプンカンプンなことをおっしゃってました。
ベテランだからといって特別腕力があるわけでも脚力があるわけでもない、すべては体重移動とタイミングですよね。げに恐ろしきは体重移動。いかにぼくらがバイクの上で動いていないかが逆によく分かります。
投稿: ガハク | 2007年8月 7日 (火) 16:08
そーかー、道具じゃないんだ。
弘法は筆を選ばす、、、
いやちがった弘法は自転車を選ばず。
いくぞ金の亀一号。
投稿: 亀 | 2007年8月 7日 (火) 19:24