山梨の大木の下をジテツー
『山梨』(中野重治著)を初めて読んだ頃はまだこの木の存在を知らなくて、すぐ横を車でただ過ぎていました。それから数年して神経痛で倒れて、その後リハビリのために電車と徒歩で通うようになったので気が付いたのです。
歩いていると時々コチンと音がする。見上げるとテニスボールほどの茶色の実がいっぱいぶら下がっていました。
「あれ、もしかしてこれが山梨?」落ちている実を齧ってみたら、ほんのり甘くて梨の味がしました。ガジガジとした荒い舌触りで、とても食べられるレベルではありませんでしたが〜。
もうひとつの『やまなし』を宮沢賢治が書いています。川を流れて来る山梨の実を見上げている沢ガニの親子
の会話。水の中に広がる山梨の香りや、青白い夜の水中の情景
がとてもリアルなのです。
ゆるやかなカーブを回るとこの木が見えて来ます。製材所のトタン屋根を遥かに越えるこの白い花房が、遠くから見ると妖精のように見えるんですよ〜(K)
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