10年ぶりのツーリング
日曜日の午後ブラインドサッカーを初観戦した後、ガハクが唐突に「今日はカタクリ山の方へ行ってみようかな」と、いつもより早い時間にMTBで出かける準備を始めた。きっと盲目の人たちの果敢にボールに向かう姿に感動したからだろう。彼らの空間把握の脳内の眼力が凄かった。漫然と見ているだけでなんでも知っている風な者達を吹き飛ばしてしまう迫力があったんだ。
レーシングパンツをしっかり履いて、水も持って、私の携帯電話(うちには一つしかない)もザックに詰めた。小銭もあった方がいいだろう。途中で何があっても(突然にもよおしてもケガをしても)困らないようにと、タオルとティッシュも手渡した。
この辺の山道はほとんど踏破したガハクだが、遠出するのは久しぶりだ、、、十数年ぶりじゃないかな。なんで乗らなくなったのか、考えてみた。いろんなことがあったんだね。体力が落ちてしまったというのが大きい。それに、とうとう肺炎で倒れて入院もして、骨を残して筋肉はすっかり無くなったんだ。でも、それからゆっくりと、一から作り直した体は今まで見たことのない形をしている。肩幅が広くなって胸の厚みがある。軽快にペダルが回るのは10年前と変わらないが。
1時間半経って、無事に帰って来た。ガタガタ道で手首と腕が疲れたそうだ。急坂を下る時にがっちりグリップしている手に振動が直に伝わって来るんだろう。ゴムホースみたいな薄いハンドルグリップを付けているからじゃないかと「もっと厚めの凸凹のあるのにしたらいいのに」と勧めたが、今ので十分気に入っているそうだ。
⇩新しい記念碑が立っていた。昔この辺りの山が崩れ、堰き止められた水でアガノ村は水浸しになったという話を聞いている。明治時代のことだったのか。(K)
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