カテゴリー「Kyoちゃん絵日記0」の11件の記事

2007年7月 1日 (日)

ホタルを眺めながらペダルを踏む

Cimg0891ちょっと蒸し暑いなあと思う頃、仕事場の近くの小さな川にホタルが飛び始めます。でも今年は特別です。川の縁にじっと立って数えてみたら、20匹以上いました。この多さは10年ぶりくらいです。

ホタルがいちばん賑やかに光るのは、8時から9時頃のようです。あまり深夜になると少なくなります。ホタルでも夜遅くなると寝るのでしょうか?
今夜は帰りが10時になってしまったのですが、まだ飛んでいました。

いつもよりスピードをぐっと落として、ゆっくりペダルを踏みます。
けっこう高く飛んでいるホタルもいました。フワリフワリと2階の屋根くらいまで飛んでいます。前方から車が来ないのを確認しながら、川の方ばかり眺めて走りました。

脇道から国道299に出ると、「ホタル川」は高麗川に合流します。そこまで来るともうホタルはいません。もしかしたらいるのかもしれませんが、街路灯とブンブン走る車のヘッドライトに照らされたのでは、ホタルのほのかな光なんか吹っ飛んでしまいます。ですから私もそこまで来ると、フロントギアをアウターに切り替えて飛ばして帰ります。(K)


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2007年6月22日 (金)

MTBで猿退治!

Scan20070621_231338アトリエで石を彫っていると、
「ねえねえKyoちゃん、そこの神社のすぐ横の畑に猿がいっぱい出てるよ!ジャガイモを10匹くらいで食べてたよ」と、パートから帰って来たばかりのお隣の奥さんが教えてくれました。そこの畑の持ち主なら良く知っています。すぐに知らせなければ!

作業ズボンの裾をまくり(これをしないでズボンを1本ダメにした経験あり)、安全靴をMTBシューズに履き替え、ヒラリと飛び乗ったが速いかガシガシとペダルを漕ぎ出したのでした。
100mも走らないうちに、前方に毛むくじゃらの猿が見えてきました。子猿はほんとにまだ小さくて、農作物さえ食べなければ友達になりたいくらいです。

畑の持ち主は、留守でした。代わりに芋掘りしてあげるほど親しくはないし、残念ですが、猿の掘り残しや食べ残しを収穫してもらうしかありません。
道を引き返した時も猿はまだいました。ムシャムシャ食べながら道路を歩いている猿に向かって、ぐんぐんスピードを上げながら叫びました。
「こりゃーダメー!」猿たちは驚いて逃げるのですが、すぐにまた戻って来ます。

うちのジャガイモは収穫にはちょっとまだ早いのですが、猿にやられる前に掘り出すことにしました。(K)

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2007年5月16日 (水)

ガソリンを使わなくなって・・・

03_2自転車で通うようになってからはガソリンをほとんど使わなくなったので、3年も乗ればガソリンの節約分でバイク代が出るという計算になります。ジテツーを始めてもう1年半くらいですから、半分くらいはかせいだかな?

でもねえ、お金にばかり換算していると人間がセコくなるので、楽しけりゃ良いくらいの気分で乗ることにしましょう。それに身体がずいぶん元気になったのを思えば、もう充分元は取っています。

しかしいまだに難所が一カ所。車検もやってもらっているスタンドの前を通るのがねえ、、、
「たまには車にも乗ってやってくださいよ。エンジンがなめらかに動かなくなりますよ」なんて言われてしまいました。田舎の車屋さんは経営が厳しいようです。もともと人口が少ないのですから、その限られた客をしっかりキープしてさらに業績を伸ばしたいのに、目の前を自転車で毎日行ったり来たりじゃね、ちょっと恨めしくもなるかな?

山里の春を心から楽しんでいるノーテンキな人って、ほんとに少ないんですね。(K)

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2007年4月26日 (木)

動物街道R299

Scan20070426_000010_1センターポールがあるカーブを避けるために歩道に入った時のことです。前方をボロ布のようなものが転がっていきました。「風もないのに変だなあ」と思いながら近づいてみると、、、、猿でした。川べりの欄干につかまって、こちらをシゲシゲと見つめています。顔が赤くて、典型的なニホンザルでした。1匹でしたが、しっかりした顔立ちでちょっと品のある様子にも見えます。猿にも育ちが良いとかあるのかしらん?

「なんじゃいあの恰好は。あれでも人間かい?おかしなもんをかぶっとるのぉ」猿の方からすれば、そんな風に見ていたかもしれないのですね。横を通過しながら互いにじっと目を合わせていましたが、何事もなく平和に別れました。

道路に沿って高麗川が流れています。山の動物たちは川に降りるためには、どうしても国道を横切らなければなりません。猿はまだ身軽だからいいのですが、4つ足で歩く動物たちは、フェンスの切れ目や、土手が残されている場所をしっかり覚えておいて、そこを水飲みルートにして毎晩通っています。山の動物たちも、ずいぶん制約を受けながら行動しているんですね。

川に舞い降りているのは、アオサギです。(K)

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2007年4月20日 (金)

イノシシぞろぞろ

Scan20070419_233153イノシシの行列に遭遇!

そろそろ暗くなって来た頃山のアトリエに向かって川沿いの道を走っていました。遠くに黒いものがいっぱい動いているのが見えたのですが、こちらはちょうど急な坂を上り切ったところで息があがっていて、少し頭もぼんやりしていたのでしょう、近くに行くまでそれがイノシシの群れだとは気がつきませんでした。

山里に住んでいるからにはイノシシに会ったのはこれが初めてというわけではありません。でもこんなにいっぱい行列で歩いているのを見たのは初めてです。川で水を飲んで、また山に帰って行くようでした。小さいのは子どもでしょう、普通の犬ほどの大きさで、親らしい大きい方は丸々と太っていて大きく立派でした。

行列は自転車がどんどん近づいて来るのにべつに慌てる様子もなく、トコトコと道路を横断して山の斜面を登って行きました。でも夕暮れ時の暗い光のなかなので、黒っぽいシルエットでしか見えなかったのがちょっと残念でした。(K)

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2007年4月 9日 (月)

ジテツールート事件簿2・ガマガエル出没!

Scan20070409_000016ジテツーの帰り、夜の田舎道を走っていると、前方に救急車の赤色灯が!時刻は夜の10時、近くの家で誰かが倒れたのでしょうか。重苦しい気がしてしまいます。

しかし救急車の横を通り過ぎながらわたしがそこに見たものは、開けっ放しのハッチバックから洩れる光に照らされて浮かび上がった数匹のガマガエルたちのシルエットでした。

ブレーキをかけながら大きめのガマガエルの間をよけてスキーのスラロームのように通り過ぎました。この春いちばんに現れたカエルたちです。まだ5、6匹と少ないからいいけれど、これからもっと暖かくなって交尾の季節にもなれば、もっとウヨウヨと出て来ます。そうするとクルマではどうしても避け切れません。いやでも轢かれたカエルの死骸を見るはめになってしまいます。今夜もすでに1匹死んでいました。救急車が踏んだのかもしれません。仕方ないです。人間の命の方が大事です。

「でも死ぬ時はどんな生き物でも同じだなんだよなあ。バッタリと倒れてしまうんだ」なんて思ってボンヤリとしてしまいました。しかしすぐに気を取り直して、またペダルにぐっと力を込めて走り出しました。

ここは自然がまだまだ豊富です。小川の堤に石垣が積まれていたりするので、カエルもヘビも、時にはあのきれいなセルリアンブルーの翼を持つ小鳥「カワセミ」が巣を作っていることもあります。人の生き死にもあるけれど、ここではたくさんの動物が死んだり生まれたりしているんです。(K)

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2007年4月 5日 (木)

冥界に走り込むような月

Cimg2965月のまわりに冷たい水蒸気が立ち込めているので、山の輪郭が曖昧になって、地上と天空の境がぼんやりしていました。ちょうど月が真正面に昇っていて、道がまっすぐ月につながっているように見えます。

自転車に乗りながら見る満月は、もうこれで何回でしょうか。雨や曇りの日は月の方からキャンセルされてしまいますから、半分の確率だとして、この1年で6、7回は遭遇しているはずです。

しかし今夜の月は特別です。
夕方のどしゃ降り、それからぐっと冷え込んで、辺りに霧がかかって、雲がとれたら星が出てきて、走り出したらこの満月です。何やら不思議な霊気を感じてしまいました。(K)

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2007年3月28日 (水)

タンクローリーにも道をゆずる!

Scan20070328_010814またまた帰りが遅くなったので、急いで道具を片付けて、ヘルメットをかぶる直前に家に電話をしました。
「これから帰りま〜す」
「は〜い気をつけてね」
このふたつの会話を交わすために、毎晩一通話8円ほどを使っているわけです。
家までゆっくり走っても15分。もしも15分経っても帰らなかったらパンクか事故、そしたら車で出動してくれるようにと思ってかけてるのですが、、、、ガハクは分かっているかしらん?

先日までの道路工事ですっかりスムースになった路面は、スピードがぐんぐん上がります。すぐにセンターポールのあるカーブに差しかかりました。ちょっと迷惑なこのセンターポール、(自転車にはあった方が良いのか無い方が良いのか、ほんとうのところは私にはよく分かりませんが)工事が終わったらまた設置されてしまいました。

いつもチラッと後続の車がいないかどうか確かめます。いれば歩道、いなけりゃ車道オンリーで走ります。
今夜は車道で行けそう、、、、と思ったのに、

まず左カーブを走り終えて、次の右ガーブにさしかかる直線で、後ろからヘッドライトが!
カーブとカーブの間の直線にはセンターポールがないのです。そこでスピードをゆるめてダンプと乗用車に抜いてもらいました。
しかしまたもやヘッドライトが!そこはもうカーブ直前でした。
そこできっぱり諦めて自転車を停車。横をすり抜けて行ったのは、車体の長い大型タンクローリーでした。

MTBerとしてのわたくしのポリシー、「自己主張はしない、けんかもしない、道を独り占めして走るのが好き!」です。車の群れが走り去った後の国道を、薄雲からのぞく半月を見上げながら悠々と走ったのでありました。(K)

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2007年3月22日 (木)

できたて舗装路はサーキット

Cimg2563昔っから3月になると年度末調整とやらで、あっちこっちで道路工事をやってましたが、今でもそうなんですね。私のジテツールートの国道299号でも1キロほどの区間を再舗装しました。昨日は横断歩道とその前後のダイヤ形の白線を引いていました。

田舎のことなので工事中でも大した渋滞にはなりませんが、いつもだったら後ろから追いまくられるダンプが停まっているその横をすり抜けて「お先に〜」と追い越して走るのはちょっと気持ちが良いです。

それに出来立てホヤホヤの真っ黒のアスファルトの走りやすいことったら、タイヤがピタッと路面をとらえている感触がすばらしいです!自転車のきしむ音がぜんぜんしません。スピードはどんどん上がるのに、安定しているから恐怖感がない。カーブの少しバンクしたところなんかを下っていくときの爽快さも、これがMTBではなくロードだったらもっとおもしろいんだろうな〜。

これだけ精度の高い路面を作れる技術もすばらしいです!
ダイヤモンドカッターが数十枚もセットされた装置で古い舗装を削り取る、その粉塵を大型掃除機のような装置で一気に吸い込んでいる車。
そこにクリームでも流し込むみたいに均一にアスファルトを敷き詰めていく別の車。
最後に出てくるのがロードローラー、効率的なローラーの幅、大きさと、重さ、その動きにも驚きました。
白線や黄色線を引く車も良くなっています。臭いも出なくなって、作業もずいぶん早くなっています。

そんなことに感心しながら走った1週間でありました。(K)

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2006年9月10日 (日)

イノシシの子に遭遇!

Photo_25今夜も帰りがすっかり遅くなってしまった。10時を回っていた。アトリエの外灯を消してから、自転車のライトを点灯。広場を横切って道路に出ようと、スロープに差しかかったちょうどその時・・・・

目の前を黒い動物の影が、こっちに向かって坂を登って来た。ライトの薄明かりでは顔は見えなかったが、ずんぐりと丸いシルエット。たぶんイノシシの子、ウリボウだ。
すぐに進路を変えることもできずに、自転車とすれ違って山の斜面に突進して行った。地面を引っ掻くカチカチという足音も聞こえた。

アトリエの裏手の山の斜面には、栗林が広がっている。栗の実が落ち始めたばかり。
きっと親イノシシに遅れまいと、必死に川を渡って来たのだろう。
そこに自転車が突然リンリンと鈴を鳴らして、フラッシャーを点滅させながらやって来たので、パニックになったのだ。バタバタとすごい勢いで逃げて行った。

だいたいイノシシの一家は、粗野で、食い意地が張っている。
自分の子供もはね飛ばす勢いで、ブヒブヒとすごい声を出しながら食べる。
周辺にまだ家が建っていなかった頃、アトリエの窓からじっくり観察したことがある。
イノシシにとっても食欲の秋、命を繋ぐための大事な季節だ。(K)

⇒⇒関連情報。わたし「アナグマにも遭遇!」したのよ、、、

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