カテゴリー「おすすめできないMTBツーリング3」の3件の記事

2007年9月13日 (木)

『夫婦坂(めおとざか)』

Kyoちゃんが「今日は気分わるい、変えたい」ということなので二人で高山不動(たかやまふどう)へのプチヒルクライムに出かけた。今回の写真班はKyoちゃん。

八徳(やっとこ)への分岐点を左折するとすぐに暗い樹林帯の中に林道は入って行く。がんがん漕いで行くKyoちゃん、ちょっとシンド、と思いながらついて行く。最近はケイデンスなんかどうでも良くなってしまい、適当にダンシングしたりしながらできるだけ楽に走るようになってしまった。これ、ボタリングってやつかな?

振り返って見るとKyoちゃんだいぶバテていた。顔汗まみれ。でも引き返そうとしない。爆裂!根性女。

Dscf0145写真は途中の道路上を流れる流水。けっこうな水量だ。写真班が撮影、ということで普通のスピードで走るガハク。リアに泥よけなしなのですっかり尻が濡れた。(ケツの汚れはMTBerの勲章!とか)でも写真では迫力なし、もっと派手に突っ込めば良かった。

全行程オンロードなので手持ち無沙汰は、時々フロントアップ、リアアップで側溝の蓋や小石を越えたり、極小ターンをしてみたりしながら行くことで穴埋め。

Dscf0142あった!倒木だ!バニジャンを試す恰好のターゲット!!・・??無理!!失敗したらはね返されそう。直前で茫然とするガハクの図。

まあ脇を行けば何でもないんだけど。それにしても暗い中こんなものがあったら危ないでしょう、と思って動かせないかとやってみたが、この木は沢を隔てて対岸から横倒しになっていて相当な長さ、ぜんぜんビクともしない。見るとノコ目もついていて処理しようとした様子あり。ま、ぼくらじゃダメだね。

少し先の石灯籠で引き返す。ここまで30分。下りは時々ホップしたり写真を撮ったりしながら下る。

Dscf0152村の入り口まで降りて来ると、空が紅く染まっていた。長雨も小休止だ。
ここで気分もすっかり良くなったKyoちゃん、『夫婦坂』という演歌が脳内に流れそうになっていたそうな。でも音感が悪く歌うまでにはいかなかったそうな。ああ良かった、演歌は今は歌いたくないから、と思ったそうな。

「これから気分悪い時はこれだね、夫婦坂ヒルクライム!」と感慨深げでした(画)

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2007年7月25日 (水)

八徳の大桜

Dscf0084_1★このサクラの大木をまた見ようと上がって来ました。
八徳(やっとこ)という山上集落の一角にあって、横には木のベンチがひとつ。眺めの良い場所です。

朝から久しぶりのドピーカン。どこにも雲なし。
こんな時は峠に登るに限る、たまに高い所に上がって人の社会を見てみないと人間の小ささを忘れてしまいそうでいけません。

長沢(ながさわ)を遡行して高山不動(たかやまふどう)への道と分岐すると次第に坂がきつくなり、驚くほどの傾斜がやってきます。ひとつクリアーしてもまたやってくる急坂、なかなか楽させてはくれません。けっこうなヒルクライム。最近のペダリング練習がきいて最初のうちは行けそうな気がしましたが、やがてそれも限界に、相当バテながらこのサクラの木に到着です。

やっぱりクライムは辛かった。前より練習で強くなっていると思っていたのにそんな自信は見事に打ち砕かれてしまいました。それにやけに重いと思ったらタイヤの空気圧が極端に低かった。連日のバニージャンプやらダートのゲキ坂練習のために空気圧を下げていたのを忘れていました。だいぶ登ってから気づいて圧を計ったら1.9以下、こりゃマズイ、パンクもし易いよ・・携帯ポンプをザックから出し、2.4くらいまで上げました。もっと上げても良かったけどまあいいや。

Dscf0081★それで走り出したからと言ってそれほど軽くなったわけじゃない。
ぜーぜーフラフラしながらふと見ると、道の脇に百合の花が。道ばたの土手に群生していたこの花は、ヤマユリではなくカサブランカだそうです。ヤマユリは葉っぱが対に並んでいるはず、とのこと。

Dscf0091★とは言え高い所はやっぱり爽快です。奥武蔵グリーンラインまで上がり、何も通行していない林道を顔振峠(こうぶりとうげ)まで行き、そこから山道を下りました。大きな岩など自信のない所はバイクを降りて押し、初心者らしくマイペースで下って行き、ダブルトラックの林道はミドルスピード。ダートにはだいぶ慣れて安定して来たのは嬉しかった。(画)


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2007年6月29日 (金)

「山サイ・子の権現ルート」第2話

Nenoyama03_1第2話は吾野(あがの)から子の権現(ねのごんげん)までの山岳サイクリングツーリングレポートです。

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R299から小床橋を渡りすぐの急坂(これが半端じゃないゲキ坂)を上り小床部落に向かいます。道の脇あちこちにアジサイが咲いていました。
←==途中にある六地蔵にもこの季節らしくアジサイが。
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Nenoyama06===⇒小床から《子の権現への登山道入り口》
『関東ふれあいの道』とやら。左の大岩を越えて入って行く。この風景には何となく不安なものを感じます。前途は大丈夫でしょうか・・
右にあるのは「静之神社」と地図には書かれています。この朱色がまた何かヤな感じ・・神社と子の権現との関係は??よー分かりません。

道は沢伝いに始まり(倒木が数本あるものの)緩傾斜でおおむね走りやすい。しかしそれも束の間すぐに岩ゴロの道となり、乗車できず押しが連続する。乗車したまま登って行けるかどうかは腕次第、って感じ。トライアルテクニックがわたくし欲しく思いました。
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Nenoyama132_1←==《柿の木峠》(吾野から5㎞)

急に明るく広い所に出た。木に小さな道標がある。「森坂峠」との分岐点となっているから、ここがたぶん地図にある「柿の木峠」でしょう。ここからの道はきれいにならされていて気持ちが良い。しばらく下り、すぐ登り返し、もうひとつ尾根を越えると木のベンチがある。

ここで上から降りてきた二人連れのご婦人ハイカーに会う。山中全行程で人に会ったのはこの二人だけでした。しばし自転車を見ながら談笑。
「息子がやっていた」とか「大菩薩でも見た」とか「(リアスプロケットを見て)すごい機械!」とか、果てはガハクの細いスネを見て「ほらやっぱりすごいわ筋肉が!」とか、、、ま、まあMTBには非常に好意的でした。
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Nenoyama16_1先ほど「気持ちの良い道」と書きましたが
==⇒ベンチのある尾根に出る前はこんな木の根の階段が連続するので大変です。
しかし地元生え抜きのMTBerにとってはこれぞ山サイの醍醐味、これでなければ山サイにあらずの気持ちで愉快至極といかねばならない。担ぎでゆうゆう越えて行きます(トホホ・・)
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Nenoyama23_1←==武蔵野32番札所・子の権現本堂です。もう閉まっています。ここまで来る間の茶屋も既に閉店していました。

この前を左に降りると豆口峠(まめぐちとうげ)を経て竹寺(たけでら)に行くルートがあります。そのルートも次には走ってみようと思っています。
案内板などを眺めながら持参の手作りジャムパンを食べる。靄がかかっていて遠くは視界不良なのが残念でした。
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Nenoyama26_1さて下りは別ルートをとりました。
来る時が西吾野からのコースだとすると、下りは吾野駅方面。青場戸(あおばと)へ下るルートです。
ここも走ったことがないので行ってみることに。

結論から言うとひどい道でした。岩と浮き石の連続の荒れた道。流水でできた溝が道の真ん中にあってそこに大小の石が詰まっている。そして最後は大きなステップの石造りの階段。なんて「鬱陶しいルート」だろう。まあ降ってるから良いけどもとても登って来る気はしない。

==⇒出た場所に朱塗りの欄干を持つ橋が。その名も『降魔橋』
確かに魔が降りてきそうな場所だこと(画)


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